コンパクトパネルソーの一番の特徴ともいえる部分です。
コンパクトパネルソーは鋸がターンテーブルでタテ・ヨコと回転します。
ターンテーブル上のロックピンを引き、鋸を90度回転させることにより、
6尺はもちろん、8尺・10尺の材料でもカットすることが可能です。
このクイックチェンジシステムは、
大型パネルソーで言う材料の立て起こし作業を意味します。
3×6尺の板材カットを例に説明しますと・・・
大型パネルソーは鋸が上から下に動いてカットする機構のため、
長手方向(6尺方向)のカットを行う時はイラストのように
板材の立て起こし作業が必要となります。
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3尺方向のカット時 |
板材の立て起こし |
6尺方向のカット時 |
これに対して、コンパクトパネルソーは・・・
3尺方向のカット時 |
クイックチェンジ |
6尺方向のカット時 |
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6尺サイズならともかく、8尺や10尺のサイズになってきますと、
これはかなりの力作業・重労働になると思います。
この鋸がタテヨコ回転して、従来の立て起こし作業を不要にするのが
セーフティスピードカット社開発・特許の"クイックチェンジシステム"です。
余談ですが、このクイックチェンジシステムを初めに考案した大工さんは
四十肩で板材の立て起こしができなくなったことから閃いたアイデア・・・らしいです。
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